屋部土建に就職した高校の先輩から話を聞いて興味をもちました。県内トップレベルの建設会社として多くの実績がありますし、若手社員も多く活気があって人材育成にも力を入れていると感じました。以前から「大きなものづくりに携わりたい！」という気持ちと「地域に貢献できる仕事がしたい！」という思いがあった私にとって屋部土建はピッタリの会社でした。
入社してからの3年間で道路工事やケーソン工事（防波堤などのために造られる鉄筋コンクリートの土台）、スーパーマーケットの外構工事などを経験し、現在は橋の補修工事に携わっています。土木工事における我々の役割は施工管理です。現場で働く協力会社の職人さんに適切な指示を出し、作業の進行を写真撮影して管理します。
入社1、2年目はわからないことが多くて上手に指示を出すことができず、質問されてもうまく答えられずに苦労しました。しかし、上司に手厚く教えていただいたおかげで自信をもって指示を出し、職人さんからの質問にも的確に答えられるようになりました。

仕事で私が一番こだわっているのが現場での安全管理です。施工の責任者である私たちは、協力会社のみなさんの命を預かる立場です。無事故・無災害で現場を終えることができるよう、安全面に常に目を光らせて必要であれば1日に何度も打ち合わせを行って安全事項を伝えています。また、現場でのコミュニケーションを大切にして、何でも言い合える雰囲気づくりに努めています。
現在担当している現場は、橋の補修工事として4現場目になります。今までは先輩や上司についていましたが、初めて現場を取り仕切るポジションを任せてもらえました。
1人で任される現場では、数多くの素早い判断が求められます。プレッシャーはありますが、その一方で“自分が現場を動かしている”という実感があり、やりがいを感じられます。工事の終了前には、最終検査が待っています。思いがけないような細かな事項を聞かれることがあるので緊張しますが、自分が携わった土木工事が完遂して大きな建造物が人々の役に立つことを考えると誇らしい気持ちになります。

現在の私が目標としているのが「土木施工管理技士」の取得です。来年までには2級に合格し、さらに経験を積んで1級まで取得したいと考えています。土木工事には、社長の代理として現場を統括する「現場代理人」という責任あるポジションがあります。当社には26歳で現場代理人として活躍している先輩もいるので、私も20代で任されるようどんどん成長していきたいですね。若手にもチャンスを与えてくれる社風が、良いモチベーションになっています。
また、土木施工管理技士以外の資格取得にもチャレンジしたいと考えています。屋部土建は資格取得のサポートが充実し、定期的な勉強会も催されています。試験のコツを先輩から直接教えていただける機会もあります。それらのサポート制度を有効活用して、知識と技術を身につけていきたいです。
さらに将来の目標は、多様な土木工事をオールマイティに手がけることができる存在になることです。特定の分野だけでなく、どんな質問や相談にも答えられる技術者をめざしています。